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散歩中のボディランゲージ

「お散歩」は、わんちゃんにとってご飯と並ぶくらい一日のメインイベントのひとつで、基本的にみんな「お散歩」に行くのが大好きです。
犬にとっても運動やいい気分転換になり、また一緒に歩く人間にとっても大きなメリットがたくさんあります。
「ペットを飼うことで、人間の健康寿命が延びる」と言われていますが、動物と生活することで得られる“癒し”効果と、お散歩などによる“運動”効果が、こうした要因にもなっているのではないでしょうか。

ペットシッターSOSでは、ワンちゃんのお世話の場合には「打合せ時」にお散歩コースなどを確認させていただき、そこで犬の歩様やコース内で注意しなければいけないものなどをチェックしています。
拾い食いについて、苦手な人や動物、興味をもって突進してしまうものはないかなど、飼い主さんから情報を伺い、当日万全の態勢でお世話できるように準備します。

そして、このお打合せの時に「一緒に歩いた」という経験が、シッターとわんちゃんの距離をグッと近付けてくれる効果ももたらしてくれます。二人で同じ方向、同じ景色や風の匂いを共感しながら歩くということは、心理的な距離感を縮めることが人間同士では認められていますので、きっとワンちゃんにも通じるところがあるのでしょう。余談ですが、あのApple創始者のジョブス氏も、大事な話をするときは必ず相手を散歩に誘ったといいますから、まさに“歩み寄る”効果は絶大なのかもしれませんね。

せっかくですから、そんなお散歩中でも、発せられる“犬の感情”を少しでも多く読みとり、『散歩=対話』としてもっと心を通わせてみたいですよね。

今回のコラムは、散歩中に見せる犬のボディランゲージを読みとろう、です。

 

犬の気持ちはボディランゲージで読みとろう


友好的な性格の犬から怖がりなコ、最初はワンと吠えるけどすぐに尻尾を振って近づいてくれる、しばらくは距離を保ってなかなか警戒を解いてくれない、終始ワンワンと吠え続けるけどオヤツをもらったらすぐにベッタリなど、ワンちゃんたちは私たちペットシッターを実に様々な歓迎(?)方法で迎え入れてくれます。

しかし、例えワンワンと吠え立て警戒を解かない犬であっても、飼主さんと一緒にお散歩に出れば、不思議と大人しく歩いてくれて、あれだけ拒絶していたシッターにリードを持たれても、全く平気で得意気に歩いてくれたりします。それだけ、犬にとって散歩は一緒に冒険するような、より強くパートナーシップを共感できる、特別なものなのかもしれません。
ただし、家に戻るとまたテリトリー意識が表れ、「ワンワン!!」と元の状態に戻るツンデレぶりを発揮することも(笑)
このようなタイプの犬は、ハンドラーよりもそれだけ地面のニオイや他の刺激に夢中になっているということがいえます。

さて、犬の気持ちを理解するには、犬のボディランゲージを正しく読み取ることです。
口は閉じてる?背中の毛は?耳は立ってる?尻尾は?と各部位を見ることももちろん大事ですが、全体のしぐさや表情、重心やそれぞれの部位との複合から読み取ることも、極めて大切です。加えてそのときの犬の反応は、リードのテンション、張り具合によっても変わってきます。

動物は「緊張感」を敏感に読みとりますので、飼い主さんなら普段から慣れたものですが、安全に注意を払いながらも“シッターがリラックスして楽しむ”ことで、犬もリラックスして大好きなお散歩を満喫しくれます。

犬の性格をよく知る飼い主さんでも、ワンちゃんのちょっとした動作や転移行動、カーミングシグナルに気付けたら、「あ、今きっとこう思ったんだ」と想像でき、さらに細かなパートナーの感情を読み取ることができるかもしれません。
より良き犬の理解者になるということは、それだけ犬からも信頼されるということです。

 

ボディランゲージで読みとる犬の言葉


散歩中ピタッと横について歩き、頻繁にアイコンタクトをとってくれる犬であれば別ですが、多くの場合犬はハンドラーの前方を歩き、それゆえ背中や尻尾、リードの引っ張り、ちらりと覗く表情から、犬の興味や気持ちを推し量ろうとします。

犬の一瞬の表情(目や口角の状態等)を読み取るのは困難ですが、尻尾や体全体の動きは目に付きやすく、それだけでも大いに判断の材料となるでしょう。
前述のように、背中がこう、尻尾が、耳がこう、と各部位だけで判断するより、その総合、また一連の動作の流れでボディランゲージを見る必要がありますので、お散歩中はやや後方から、耳・背中・尻尾を中心に、全体の姿勢や動きを見ていくことになります。

そこでまずは、部位別のボディ・シグナルについて見ていきましょう。

 

部位別でチェックする犬のボディランゲージ

犬の口は、集中・警戒しているときは大抵パタリと閉じられていますが、閉じた口の口角の長さにも注目です。口角が短ければ短いほど、相手に対する怒りや大胆な気持ちを示し、口を閉じていても口角が長く引き伸ばされているようなら、親しさや服従、友好的な感情を示しています。
ちなみに、口を閉じるのは、“より鼻を使って情報を収集しようとするため”でもあります。その他にも口は、故意に大きなあくびをしたり、舌をチロチロと素早く出す、鼻を舐めるなどのカーミングシグナル(自分や相手を落ち着かせようとするしぐさ)で、犬の緊張度を見るのに大いに役立ちます。

そして“目は口ほどにものを言う”のは、人も犬も同じです。
穏やかなまなざしや不安に怯える目の色は表情を大きく左右し、よほどのことが無い限り見誤ることはないでしょう。また“目のやり場”も人間と似通っている部分が多く、相手からの挑戦をさけようと視線をそらしたり、目をしばたかせるといったカーミングシグナルも、犬の気持ちを敏感に表しています。また、白目部分が普段より目立って見える場合は、かなりの不安を表していることになります。

背中が丸まったり、それにより重心が後ろにくるのは、不安や服従といった自信の無さの表れです。ストレスを感じると犬の皮膚は硬直し、肌の角質がはがれ背中や首回りにフケが目立ったり、怒りや恐怖といった感情の昂りが逆毛となって表れることも多く、足腰の位置や重心などとも照らし合わせ、背中は散歩中もっとも目につきやすい部位のひとつといえるでしょう。

同時に尻尾も、犬の感情を色々な動きで実に豊かに表現し、昔から犬の感情を知る上でまず目がいくところだと思います。
尻尾を振っているから“100%喜んでいる”ということではなく、尻尾を水平にゆったり振るのは親愛を示す一方、様子が分からないけど何となく振ってみる、何か近づいてきたのでとりあえず振ってみる、しかし次の瞬間攻撃に転じよう、といったように警戒を表すこともありますので、やはりここでも体全体を見る必要があります。

また、尾の高さも重要です。ピンと立っているときは警告や集中、自信の表れを示していますが、上がっているからどう、と考えるよりも、「今まで下がっていた尾が急に上がりはじめた。しかし次の瞬間には水平に保たれ、同時に耳は後ろに引かれた」というように、全体の流れで“犬の言葉”を理解しようとすることが大切です。例えばこの場合なら、「何かを見つけ気持ちは昂ったけど、どうしようかと様子を伺いながらも、友好を示そうとしている」といったように。
もちろん、この解読が100%正しいとは言い切れませんが、連続する犬のしぐさや動きに注視していれば、経験値としてよりご自身なりに見えてくることも増えていくでしょう。大切なのは、柔軟に相手の情報を取り入れ、理解しようと努めるその姿勢です。

犬と一緒にお散歩できる喜びをかみしめながら、愛犬をよく観察し、ご自身なりに精いっぱい『対話』を楽しんでみてください。

きっとワンちゃんは、お散歩中に多くのことを飼い主さんや私たちシッターに語りかけてくれていることでしょう。

 

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