ペットシッターコラム



ペットの10年

 

10年前・・を振り返ることはあっても、10年後・・を想像するのは、なかなか容易ではありませんね。

 

10年というのは、相当な長さです。

 

しかし何年、何時間、何分という「暦」や「時間」といった概念は、人間が勝手に決めたオリジナルなものですから、過去や未来を憂うのもきっと人間だけでしょう。明日がどうなっているかより、「今」を生きることが全ての動物たちには、そもそも「時間」(太陽が出た、お腹が空いた、暗くなった)なんて活動の目安でしかありません。

 

ペットシッターSOS(1995年創立)の店舗の中には、20年以上のキャリアのシッターさんもいますので、たとえば同じペットを10年以上お世話させていただくようなケースも増えてきました。

最初は若くて元気だったペットも、10年経つと当然それだけ年を取り、場合によっては介護やそれに近いケアを要するなど、留守中の過ごし方も様変わりすることがあります。

 

十年一昔なんて言葉もありますが、私たちとペットが共有する時間は同じでも、その「成長過程」や「命の長さ」から相対的に見たとき、その十年間の濃度、流れるスピードは、大きく異なるといえるでしょう。

 

犬や猫の十年史〜その1

私たち人間がオギャーと生まれて10年。10歳といえばまだ小学4年生で、心も体もまだまだ幼い、正真正銘の“the子供”です。この頃の人間の年齢を犬や猫に換算すると、生後約7ヶ月といったところです。そう、犬や猫はたった7ヶ月で、人間の10歳相当まで成長してしまうほど早熟なのです。私たちがやっとハイハイしだす頃、すでに犬や猫は小学校の高学年に上がり、親の小言にハイハイ言い出す年頃になるのです。この違いは歴然で、これだけでもペットの成長スピードがいかに速いかが分かりますね。


もう少し刻んで見てみましょう。犬や猫は生後2ヶ月で人間でいう3歳、3ヵ月で5歳前後になります。ペットとして迎え入れられるのも大体この頃ですから、その小ささ、容貌から何も知らない赤ちゃんのように見えても、すでにこの頃にはある程度の”自我”が形成されていることになるのです。それだけに、この時期の『社会化』が、後の性格形成に重要な役割を担っていることが分かりますね。

 

人間の10年をたった7ヶ月で駆け抜けたペットたちの成長は、生後1年も過ぎるとほぼ大人としての体型が完成し、その成長スピードは緩やかになります。私たちでいう17〜8歳が、犬や猫の1歳となります。しかし小型犬に比べ、大型犬は成犬になるまでのスピードがやや遅いため、だいたい生後1年半くらいで人間の17〜8歳となります。よほど暴食させない限り、この時期までに太らせてしまうことは少ないため、MIX犬で標準体重が分からない、またスタンダードと大きく骨格が異なる犬種個体の場合は、この時期(生後一年)の体型を今後の体重増減の目安にすることができます。

犬や猫の十年史〜その2

一般的に、小・中型犬や猫は、最初の2年で24歳、以降1年に4歳ずつ年をとると言われています。大型犬は最初の1年で12歳、以降1年で7歳ずつ年をとります。つまり小型ペットの方が早く成長し、ゆっくり年を重ねていくのに対し、大型犬はゆっくり大人になり、早く年をとる傾向があるということです。(上記の計算によると、生後3〜4年で小型と大型の年齢が並び、それ以降は大型が年の差を広げていくようになります)


それにしても1年で7歳というのは、ちょっと寂しくなるくらい早いスピードです。ただ逆の見方をすれば、犬や猫の1日は私たちの1週間にも相当する、実に凝縮された時間ということにもなります。楽しいお散歩も、遊びに夢中のときも、うとうとリラックスしているときでさえ、その時間は我々の何倍にも相当し、濃厚に堪能していると思えば、何も私たちの時間間隔だけで寿命を計ることはないのかもしれませんね。

 

そして7歳。人間なら44歳〜52歳、そろそろ体力の衰えや生活習慣病が気になる頃で、一般的には犬や猫もシニア期と呼ばれる頃になります。現在、日本では飼育ペットの約半数が7歳以上にあたるといわれていますが、江戸時代の日本人の平均寿命がちょうどこれくらいですので、そう考えると私たち人間こそ、飛躍的な高齢化を遂げたと言えなくもないでしょう。


8歳。大型犬なら還暦を迎える頃です。ただ、あ〜もう8歳か、おじいちゃんだね、なんて思うのはペットに失礼。もちろん定期的なケアで健康面を気に掛けてあげる必要はありますが、たいていのペットはまだまだ元気いっぱいです。むしろ、年齢だけで決めつけて色々制限してしまう方が、かえってペットの老化を早めてしまうこともあります。

そして10歳。人間なら56〜75歳。ペットの10年とは、こんなにも長いものなのです。でもこの歳までずっと家族と過ごせるなんて、それはある意味とても幸せなことです。この凝縮された歳月に、私たちペットシッターが共に幸せなひと時を刻み、「ペットの十年史」に安らぎと彩りを添えられたら、それはとても素晴らしいことだと思います。

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