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犬とコタツ


毎日寒い日が続きますね。
朝起きて、または帰って来て「めちゃくちゃ寒い」というときは、テレビより先にいの一番にエアコンのスイッチを入れますが、根が貧乏性なのか「寒いが何とか耐えられそうだ」というときは、コタツだけで我慢する倉西です。

こたつペットあるあるといえば、こたつに入っている飼主さんの膝上で寝てしまい、なかなか出るに出れなくなってしまうことですよね。
ペットの寝息、重さが心地よく、心情的にも離れたくありません。それでもそうっとコタツ布団の下から手で支え、まったく同じ形を保ったまま足を抜いて、下に下ろそうとします。当然、布団の長さが微妙に足りませんので、下におろす頃には体勢が変わっちゃったりするのですが、それでも起きない⇒また戻って来てそーっと膝上に戻す、ことにコンプリートしたら達成感もひとしおです。

 

寒さに強い犬がなぜコタツに入るの?

真冬だって服を着ないし、雪の上だって裸足で駆け巡る犬は、一般的に“寒さに強い”というイメージがありますが、しかしそれを言えば、野生動物のほとんどが“寒さに強い”ということになります。真冬の北海道にだって、野生の猫は生息するのですから。

室内飼育が主流になり、飼主さんと同じ環境で過ごすことが増え、同様に温かい暖房を快適に感じる犬が増えたことも一因でしょうが、単純に普段から飼主さんがそこにいる、また人の真似をしている、ということもあるでしょう。それに犬などの哺乳動物は、もともと巣穴を掘って寒さから逃れる習性があるため、コタツを巣穴のように感じることもあるかもしれませんね。それゆえ、コタツに入ったときだけやけに布団を掘るようなしぐさをする、といった犬も珍しくありません。

また、たしかに昔から日本に生息する柴などの日本犬は寒さに強いですが、チワワやミニピン、イタグレなどの小型の洋犬はシングルコートで体脂肪も少なく、寒さが苦手な犬種といえます。
一言にといってもサイズや種類に大きな違いがあるため、イメージ先行で“犬だから寒さに平気”と思わないようにしたいですね。

 

大きな動物は寒さにも強い

これを『ベルクマンの法則』といい、同じ種でも体の大きな動物ほど寒さに強いとされています。
バーニーズやハスキー、グレートピレニーズなど、もともと厳寒地方出身の大型犬が寒さに強いのもそのためです。逆に言えば、寒さに適応するため体が大きくなっていった、ともいえます。
たとえば同じクマの仲間でも、熱帯に分布するマレーグマ(体長1.4m)に対して日本の暖温帯に生息するツキノワグマ(1.7m)や温帯から寒帯に住むヒグマ(2m)、氷上を生活圏とするホッキョクグマ(2.5m)を比べてみると、同種においても寒い地域に住むものほど体が大きくなっていくのがよく分かります。
そういえば人間も、寒い地方のロシアや北欧人は比較的体が大きく、お相撲さんは冬でも裸で巡業していますね。

 

ペットとコタツで気をつけたいこと

すっぽりコタツに入ってしまったり、コタツから上半身だけ出して寝てしまったりと、人間同様にコタツを楽しむペットたち。
しかし、人とペットが感じる「温かさ」の基準は違いますので、特にまだ生後間もない子供や、逆に動くのが億劫になってきた老齢ペットの場合は、注意が必要です。
もともと、犬が‐というよりは動物が‐人に比べて寒さに強いとされているのも、全身を覆う被毛のおかげです。人間がちょうど毛皮のコートを着ている様な感覚ですね。
しかしこれは、自然界ではまぎれもない長所であっても、人工的に不自然な熱を作り出す人間環境においては、大きな短所とも成り得るのです。
“体温”を逃がしにくく“冷気”の浸透を防ぐ機能は、逆に言えば“熱気”まで適度に遮断して体に伝えるため、「熱い」と感じた時には既に被毛が焦げている、また被毛が相当焦げてもなお皮膚には“熱さ”が伝わらない、ということがあるのです。
ですので、コタツを使用する場合には、温度設定はくれぐれも上げ過ぎないように注意しましょう。

 

後書き


昔飼っていたシーズーもコタツが大好きで、じーーっくり中でちんちんになるまで温まったら、もそもそと顔だけ出して、「プシュー」と鼻から熱いくらいの息をもらします。焼き立てのパンのような香ばしさです。そして今度は顔だけ出して、首から上だけ、上半身を出してと、とことんコタツライフを楽しみ尽くす子でした(笑)

いまだにコタツで寝落ちしては、変な体勢で体がバキバキになり声がガラガラになる飼主に似たのかもしれませんね。

by 倉西

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