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ノミ・ダニ対策

ペットシッターSOSでは、手洗いは基本、十分な衛生管理でお世話にあたることによって、様々な感染予防を徹底しています。
ノミやダニも、シッターが媒介役となってお世話宅に運んでしまっては大変ですので、小さな敵にも常に目を光らせています。

さて、ペットのノミやダニについて触れるとき、多くの場合「ノミダニは−」と一緒くたにされがちですが、今回はまず両者の違いから見ていきましょう。

 

ノミ・ダニの生態の違い


確かにどちらも、小さな体でペットに取り付く嫌な寄生虫ですが、その潜伏方法や生態には当然ながら違いがあります。
まず生物の種類として、ノミが昆虫(足6本)なのに対し、ダニはクモの仲間だから足が8本あります(※幼ダニは6本)。
また、ノミが血を吸うのは成虫だけで、幼虫期は成虫の糞やホコリを食べて過ごすのに対し、ダニは成長するための全ての栄養を血から摂るため、卵からかえったらすぐにペットに取り付いて吸血します。

そしてノミがペットの体表を素早く移動するのに対し、ダニはここぞと血を吸う場所を決めたら、強靭な顎を突き刺しセメントのような物質でがっちり固め、じ〜っと同じ場所に留まり続けるのです。

血を吸っては交尾してペットの体表で産卵し、多いときは1日50個の卵を産むノミに対し、ダニは地上に落ちて一回にまとめて2000〜3000の卵を産みますので、それまでペットの体に取り付いて血を吸い続けたダニは、イボと見間違うほど、実に体の100倍以上も膨れ上がることがあります。
 
そして、ノミが宿主となるペットに取り付いたら、基本生涯そこから離れないのに対し、ダニは成長の段階でその都度地面に落ちて脱皮をするため、幼ダニ・若ダニ・成ダニの各ステージで近くを通った動物に飛び移ります。

このように、一見同じ血を吸う寄生虫に見えても、細かなところでは様々な違いがあります。
献血のように、血を吸う代わりに何かいいこと、血液検査でもしれくれればいいのですが、逆に体に害を及ぼすことばかりですので、この小さなドラキュラたちは害悪なのです。

 

ノミの被害


<ノミ>の唾液がアレルゲン(アレルギーの原因となる抗原物質)となって、激しいかゆみと共に皮膚炎、脱毛などのアレルギー症状を起こすことがあります。
症状がひどいと、1匹に噛まれただけでも全身にアレルギー性皮膚炎が起きてしまうほどに厄介です。
そして何より“痒み”がペットに与えるストレスは相当で、ひっかいたり噛んだりして傷つけては、そこから細菌が入り化膿する二次感染を起こすことも珍しくありません。「掻く」という漢字が、手偏に「蚤(ノミ)」と書くのも頷けます。

また、ノミの幼虫がサナダ虫の卵を食べ、その体内で発育したものをセルフグルーミングなどでペットが体内に取り込んでしまうと、体調50cm以上にもなるサナダ虫が小腸に寄生し、下痢や嘔吐の原因になることもあります。 所詮体調2〜3mmの1匹1匹が吸う量は少なくとも、ちりも積もればで、大量のノミに寄生されてしまうと、特に子犬や子猫では「貧血」を起こす危険もあります。

 

ダニの被害


<ダニ>
は、ノミほどの痒みを及ぼすことはありませんが、前述の通り大食漢なため、これまた大量に寄生された場合には貧血の恐れがあります。
また、血液に寄生し赤血球を破壊しながら増幅するバベシアという原虫をダニが運んでくることもあり、発熱、脾腫(ひしゅ)(胃の左側にあるリンパ系の臓器である脾臓が腫れて大きくなった状態)、黄疸(おうだん)(胆汁色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜が黄色くなる状態)、食欲・元気低下などのバベシア病を起こすことも。 赤血球は体中に酸素を運ぶ役割を担っていますので、それがどんどん破壊されれば衰弱が進行し、命に関わることもある危険な病気です。 また、ノミ同様にアレルギーの原因ともなり、ある調査によると、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の6割は室内環境中のダニが原因とさえいわれています。
中国語で卑しい虫と書く『ダニ(蜱)』。勝手に取り付き血を貪る寄生虫ですから、名は体を表すと言えますね。

 

ノミ・ダニの注意

ノミやダニは、小さい虫だからと無視できないほど、犬や猫にとっては目の上のたんこぶ的存在です。事実、ダニはまぶたや耳など、やわらかく毛の少ない部分をより好んで寄生するため、ずっと目の上にイボができたかと思っていたら、それがダニで仰天したということも多いのです。

ちなみに、先ほどからダニダニいってますが、一口にダニといっても膨大な種類があるため、ここでは代表的な「マダニ」のことを取り上げています。えー!?フトゲナガヒワダニ、もしくはヤマトモンツキダニのことじゃなかったのー?と思われた方、すみません。

ただダニの肩を持つわけじゃありませんが、“社会のダニ”なんて言葉があるほど忌み嫌われたダニですが、何万種もいるダニの中で、人や犬猫に危害を加えるのはほんの1割ほど。中には落ち葉などをかじる土壌動物として、生態系や環境にとって欠かせない重要な働きをしているダニもいますので、ただダニだからと目の敵にするのではなく、ほんの少しでもダニの味方になってあげていただければと思います。

ダニの味方にはなるけど、ノミの味方にはならん!という方。ノミの味方、語呂がいいですね。そう、ノミの身堅いんです。
ノミの身体は非常に硬く、いわば鎧を着ているようなもので、手でつぶすのはとても困難です。もちろん、有害な病原虫が飛散するため、例えノミダニを見つけても絶対につぶしてはいけませんが。

 

ノミの見つけ方


まずは、彼らが潜んでいるのかどうか知る必要がありますので、手っ取り早いのはノミ取り櫛など目の細かい櫛で梳くことです。
ノミはペットの体を素早く移動するため、数が少ないとなかなか見つけるのは困難ですが、ノミがいる場合は物的証拠(糞)が取れることがあります。黒っぽい小さい粒なので、一見しただけではただのゴミと判別できないかもしれませんが、そんなときはその物的証拠を濡れたティッシュの上に落としてみて下さい。ノミの糞はもともとがペットの血液なので、みるみる溶けて赤茶色になっていきます。そんなときは麻薬捜査班よろしく時計を睨み「〇時〇分、ね、これ赤くなったでしょ?これノミの糞だから」と言ってノミの逮捕状を取りましょう。

 

ダニの見つけ方

マダニはノミと違って動き回ることが無いので、比較的付いている場合は見つけやすいでしょう。
目のふち、耳の付け根、足の裏など毛の少ないポイントを重点的に探し、見つけても決してその場で無理に引き抜かないようにしてください。
マダニはペットの皮膚にがっちり食い込んで固定した状態で潜んでいますので、無理に引っ張ると、ダニの口器が皮膚に残って炎症を起こすことがあります。 消毒も兼ねたアルコールで敵を弱らせ、ゴム手袋、ピンセットなどを用いできるだけ口元をつまんで引き抜くという方法もありますが、自信がなければ無理をせず動物病院に連れて行く、またはポトッと落ちるまでじっと待つのが賢明です。

 

駆除より予防が先決

ノミ・ダニ共に、付いてしまってからの駆除より、付かないように予防することが何より大切です。
ノミ・ダニ駆除用のフロントラインなどの薬が一般的で良く効きますが、市販のものは効果が薄かったり、雨やシャワーで落ちやすいので、できるだけ動物病院で処方してもらいましょう。 そして、ペットの二酸化炭素振動を探知して飛び移る寄生虫が、今か今かと宿主を待って生息している草むらには、極力入れさせないことです。
しかし、もしお散歩コースにそうした害虫の潜伏しやすい場所があるようでしたら、お散歩後はブラッシングでキレイに落とし、部屋に持ち込まないことを心掛けましょう。
同時に、室内環境を常に清潔に保つことも、ノミ・ダニが潜む隙間を与えさせない、とても重要な対策です。

 

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