MENU
0120-688-505 電話受付:平日10時~17時(土日祝休み)

ご予約・お問い合わせ

更新情報 INFORMATION
ホーム » 更新情報一覧 » ペットの生活習慣病

ペットの生活習慣病


ペットシッターは、一般的な他のお仕事に比べて、大変良く「歩く」お仕事です。
ペットとの遊びやお散歩を通し、体も頭も心も総動員で、楽しくお仕事をさせていただけることは、本当にありがたいことです。
それもこれも、健康な体があってのことです。
心身ともに健康でいられることが、このお仕事を長く続けていくための秘訣でもあります。
こうした毎日の積み重ねで気をつけたいのが「生活習慣病」ですね。
ちょっとした心がけや注意、努力と呼ぶにはおこがましいほどの簡単なセルフケア、そんなささいな習慣が生活の中から消えることで、生活習慣病という怖い病気が忍び寄ってくるのかもしれません。
ところで、ペットの「生活習慣病」ってあるのでしょうか?

 

生活習慣病という病気


ペットの生活習慣病の話に移る前に、もう少しこの病気について見てみましょう。

「生活習慣病」という名前がつけられる前には、「成人病」と呼ばれていましたね。 なぜ40年間も慣れ親しんだ(?)「成人病」という名前が、「生活習慣病」という名称に変わったのでしょうか。
これまで「糖尿病」「動脈硬化」といえば=成人、文字通り“大人の病気”というイメージがありました。
しかし近年、子供でもそれらの病気にかかるケースが増え、成人病に代表される「肥満」「高脂血症」「糖尿病」「高血圧」などのような病気は、どうも加齢だけが原因ではなく、子供の頃からの毎日の生活の積み重ね、つまり生活習慣が問題であると、原因がはっきりしてきました。
では具体的に、『生活の習慣』とは何でしょうか? ジャンクフードなど塩分の多い食事やカロリーオーバー、野菜よりも脂肪分や糖分の多いものを好んで食べる『食生活の乱れ』。 移動はほとんど電車や車で、階段よりもエスカレーター、より体を動かさず済むよう進化していく電化製品等の普及による『運動不足』
スパッとやめられずスパスパ吸ってしまう『喫煙』『ストレス』や、ストレス回避による『過度の飲酒』、それに加えて慢性の『睡眠不足』

・・いかがでしょうか、これだけのことが日々の生活に密接に関わってくるのです。そしてこれらの悪影響は、毎日の暮らしの中で少しずつ、着実に積み重なって蓄積されていきます。

生活習慣病は別名サイレントキラー(沈黙の殺人者)ともいわれ、自覚症状がないまま進行し、場合によっては死に至ることもあるとても危険な病気です。

約3分の2の日本人が生活習慣病で亡くなっていることからも、“治療”よりも日々の生活改善による“予防”が大切であることが分かると思います。
小さな一歩でも、歩を進めるうちにそれははずみとなり助走となり、もはやそれを止めることはできなくなります。 まずは私たち人間が、ペットのため、私たち自身のために、日々のライフスタイルを考えなければいけませんね。
 

ペットの生活習慣病


上に挙げた“生活習慣病の原因”となる要素を見ていくと、『ストレス』を除けば、全て『快楽や便利さを追求したがために、自然の摂理から外れてしまった習慣』に起因しているとは言えないでしょうか。

同じように現代のペットも自然環境からは大きく離れ、人間の生活に溶け込むようなライフスタイルを送っています。野生であれば本能的に自分が不足している栄養素をカラダが知り、自然の中から摂取することができますが、その機会を失ったペットには、食生活を含む全ての生活環境は我々人間側が配慮し維持してあげる以外ありません。

1990年頃まで、ペットの死亡原因で上位を占めていたのは、フィラリアや伝染病、交通事故などでした。医療の発展によりそれらの命が救えるようになった現在、長寿となったペットの死亡原因も大きく様変わりし、約7割のペットが、ガンや腎臓病などの生活習慣病が原因とみられる病気で亡くなっています。  

 

獣医師に聞く「ペットを生活習慣病から守る」方法

「少しくらいコロコロしていた方が可愛い、寒いから散歩も手短に済まそう、日中はほとんどひとりぼっち、また“かまいすぎ”や“かまわなすぎ”など、そうした飼い主さん側の習慣によるペットの肥満や運動不足、ストレスが、ペットの生活習慣病の原因になっています。

犬の場合はひと言に生活習慣病と言っても、例えばレトリーバー系の股間接異常やダックスのヘルニアなど、人間の都合で犬種改良を重ねたことによる“遺伝的な影響”も少なくありません。 しかし、『健康に長生きしてもらう』ようにと、適切なしつけや毎日の管理、ケアに気をつければ、発症を遅らせたり防ぐことも十分可能です」と、ペットシッタースクールの講師でもありますグラース動物病院(東京都杉並区)の院長小林先生は言います。

 

欲しがるからと慢性的に人間の食べ物を与えていては、栄養面のバランスを崩してしまいますし、常に食事のたびにペットが要求吠えし、「もらえない」ことにストレスを感じたりします。
リードを常にぴーんと張った状態で歩く引っ張り癖のあるワンちゃんは、呼吸器、心臓、関節などに負担がかかり、その負担はどんどん蓄積されていきます。 飛びつき癖やサイズに適さない階段、ベッドなど乗り降りするワンちゃんは、椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

 

このように、しつけや環境への配慮不足の弊害もあります。
運動不足やストレスは、散歩にかけっこやボール遊び、ひっぱりっこなどの遊びや運動を取り入れることによって、“心”“体”も健やかに満たしてあげることができます。
ペットの生活習慣病予防が健康や信頼関係に好転するだけでなく、私たち自身も汗をかき、楽しみながら良い運動となるので一石二鳥ですね。

 

関連記事

年月別 アーカイブ

本部スタッフブログ検索

ピックアップメニュー

最寄りの店舗を探す

まずは下記から最寄りの店舗を探しましょう。
店舗一覧からお探しの場合はこちらのリンクからお探し下さい。

ペットシッターの
ご予約について

ペットシッターのご予約・お申し込みは、お近くのお店に直接ご連絡いただくか、
フリーダイヤル、またはフォームからお問い合わせください。ご不明な点やご質問なども、お気軽にお問い合わせください。