本日はペット図鑑のご紹介です。
🐭 第35弾『ファンシーラット』
- 分類:ネズミ目ネズミ科クマネズミ属
- 生息地:野生にはおりません
- 頭胴長:20~25cm
- 尾長:15~20cm
- 体重:オス300~800g、メス200~500g
- 寿命:2~3年
- 値段:2,000~5,000円
歴史
18〜19世紀のヨーロッパでは、猟犬にドブネズミを襲わせる「ブラッドスポーツ」が流行していました。この競技に使われていたドブネズミの中で、毛色の変わった個体がネズミ捕り屋や競技者たちによって飼育され、ペットとして多様な毛色と毛質を持つように交配されました。これがファンシーラットの起源とされています。特にネズミ捕り屋のジャック・ブラックとジミー・ショウは、多くの毛色のバリエーションを生み出し、ファンシーラットの基礎を築いたとされています。イギリスやアメリカではファンシーラットは人気があり、多くの愛好家団体が存在します。
特徴
ファンシーラットは野生のドブネズミに比べて体が小さく、大きくて丸い耳と長い尾を持ちます。尾は太く、鱗状の皮膚があり、体温調節やバランスを保つ役割を果たしています。ラットはマウスに比べて縄張り意識が強くなく、群れで活動し社交性も高く、人になつきやすい特徴があります。ラットの歯は前歯と奥歯があり、全部で16本です。前歯は常生歯で生涯にわたり伸び続け、表面はミネラル質の沈着により黄褐色で、大きくて硬いものもかじることができます。ファンシーラットは多種多様な毛並みを持ち、その可愛らしい見た目と人懐っこい性格から、ペットとして日本でも人気が出始めてます。
飼育方法
ファンシーラットの飼育にはウサギやフェレット用のケージが適していますが、水槽や衣装ケースでも飼育できます。床材にはウッドチップを使用し、トイレには消臭作用のある猫砂や微生物を使った土を使うことで臭いを軽減できます。ラットが快適に過ごせるように、隠れ場所として寝床を用意し、巣材も整えてあげましょう。また、遊び場としてハンモックやトンネルを用意し、室温は20〜26℃に保つことが望ましいです。フードですが、溜め込む習性があるため、古いフードは処分し、毎日新鮮なフードと水を与えることが大切です。多頭飼いも可能ですが、オスとメスを一緒のケージで飼育すると、ネズミ算的に子供が増えていきますので、基本的には別ケージで飼育しましょう。雑食性で何でも食べますが、ペレットを中心に新鮮な野菜を与え、ビタミンやミネラルを補給しましょう。
意外と大きいことに驚きました。最初、ラットなので小さいのかと思いましたが、実際には500mlのペットボトルくらいの大きさで、モルモットと大体同じ大きさなのです🐭
海外では人気のペットなので、日本でもこれから人気になってくるのではと思っています。
スタッフ石井
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