週末から『世界陸上2017』が始まりますね。
人類最速の男ボルトのラストラン、ロンドンとの時差は8時間(日本が早い)ですので、時間帯にもよりますが、起きていられればぜひ生中継で見てみたいものです。
ただ「この後すぐすぐ詐欺(「このあとすぐ」と言いながらなかなか始まらず何度もCMをまたぐ)」が結構ひどいから、もしかしたらボルトよりタッチの差で、私の睡魔の方が速く訪れるかもしれません。
いつも横からの映像で、それでも十分速いのは分かるのですが、一度ランナーの目線でどれくらい速いのか体感してみたいですね。
ぐんぐん風を切って走る“自転車立ちこぎ”のマックススピードくらいでしょうか。
四足歩行の動物はなぜ速い?
ちなみに、ボルトの最高速度が時速44kmなのに対し、動物界最速の水前寺清・・もといチーターは、時速約100km。最速犬種のグレーハウンドは時速約70km(犬全体の平均でも時速約50km ※猫は約48km)ですから、四足歩行の動物の脚力はレベルが違いすぎます。
人は歩く場合も走る場合も、勢いこそ違えど“足の出し方”にさほど差はありません。
それに対し犬や猫などの四足歩行の動物の多くは、歩くときには左右対称に前後肢が出て、後足の着地位置が前足の着地位置を越えることはありませんが、しかし走り出すと、『後肢二本で跳ね』『前肢二本をほぼ同時につき』『後足着地点は前足着地点より前につく』“『跳躍前進』”になります。
人間のように地面と垂直ではなく、空気抵抗の少ない姿勢でバネのように全身を伸び縮みさせ、爪がスパイクとなりパッドが地面との衝撃を吸収し推進力を生むので、そもそも『走る』ことに対しての体や筋肉の作りからして全く違うのです。
お散歩中「よーいドン」でかけっこしても、適わないはずですね(笑)
世界陸上で超人的なスピードで走るアスリートを見たなら、「うちのペットの方が早いんだぞ」とちょっと得意になってみるのもいいかもしれません^^
by 倉西