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犬の「噛み癖」を直すには

私達含め動物の「歯」は、もちろん食べ物を食べるため=噛む為にありますが、“歯の寿命が動物の寿命を決める”といわれるほど、特に野生動物にとって『歯は命』です。

獲物を牙で噛み殺す肉食動物はもちろん、草食動物だって硬い植物繊維を丈夫な歯で噛み潰すことができなければ、消化不良で十分に栄養を吸収することができません。もしトラやチーターが戦闘中に歯を失ってしまったら、自分が食べられないばかりか、狩りすらできないため、大切な我が子をも飢え死にさせてしまいます。

自分を守るための“威嚇”、生きるための“攻撃”、消化器官の入り口として“噛む” など、動物にとって必要不可欠の「歯」ですが、それが私達人間や、家具など噛まれたくないモノに向けられると大変ですね。

ペットシッターSOSでは、お散歩中に他の犬や人に噛みついてしまわないよう、またシッター自身が噛まれないよう、お打合せの際にワンちゃんとの相性や普段の様子、注意点など十分確認させていただきますが(状況によってはお断りさせていただく場合もあります)、できればそうした“噛み癖”は早期に直したいところですよね。

今回は、「犬の噛み癖」の直し方をテーマにしてみましたので、なかなかしつけがうまくいかず、それこそ歯がゆい思いをされている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

犬は噛む!


犬に噛まれた経験のない人にとって、何かのきっかけで「ガブッ!」とやられると、『痛み』以上に『ショック』の方が大きく、最悪の場合“犬そのもの”に苦手意識を持ってしまうこともあるでしょう。
一言に『噛む』と言っても、甘噛みなのか本気噛みなのか、怖くてなのかストレスからなのか、そのレベルや原因は様々です。また、飼い主さんが『噛む』ことに対してどれだけ寛容的かも、犬のしつけや行動に大きく影響してきます。

例えばペットシッターのお打ち合わせで、シッターに激しくじゃれつき歯もあたっているのに、「興奮すると痛いんですよ〜」と、ニコニコと見守る飼主さんもいらっしゃったりします。ですので一概に「噛む」「噛まない」といっても、その強度や認識の度合いの相違にも気をつけなければなりません。

とはいえ、犬にとっても口は最大のコミュニケーションツールであり、通常は適切な社会化期に親兄弟のもと“噛むルール”を学習していくものですが、早くから人間に飼われた犬は、飼主さんがそれを教えない限り学習する機会はありません。
子犬の頃の甘噛みハムハムは「かわい〜」と許しておき、成長してガシガシ噛むようになってから初めて「痛い・・困ったなぁ・・」となることもしばしば。噛まれたくないのでその場はかまえば、犬の“遊んでほしい”という欲求を“噛むこと”で通してしまい、ますますその行動を強めてしまうという悪循環にもなりかねません。「ねえねえ遊ぼうよ」と肩をたたくことでさえときに人を傷つけてしまう、まるで『シザーハンズ』(・・悲しき犬歯)のようなことになってしまうのです。

犬は噛む!という動物として当たり前の本能を備えていることを意識し、いかにその性質を理解し「しつけ」ていけるかが、双方にとってストレスない環境の構築に不可欠なことなのです。

「噛みグセ」は犬のためにも、飼い主さんのためにも、早めに直してあげるのが吉です。

 

噛んでいいものを渡そう


『噛む』という行為は、犬の本能であり、どうしようもない欲求です。特に幼年期(〜生後約8ヶ月)は歯の生え変わる時期でもあり、ムズムズと噛みたい欲求がピークのとき。この頃の犬は噛むのが仕事と言っても過言ではなく、常に歯で何かを噛み噛みしていたい時期なのです。

普段何を噛んでも放っておくのに、「キーー!!このバッグ高かったのにー!」と人間側の都合で急に叱っても、犬には です。他のものはさておき、「高級ワニ皮バッグ」「ワニ皮のサイフ」「ワニ皮ベルト」だけを狙ってカジカジするようなら、これはもう前世でワニと何かあったとしか思えませんが、噛んでもいいものを与えないで「噛む」ことばかりをやめさせるのは、犬にとって耐えがたいストレスとなります。

犬は体験を学習していきます。“モノの噛みグセ”をつけさせないためには、「噛まれたくないモノ」は隠しておくか、目の行き届かないときは犬をサークルに入れ、物理的に噛めない(体験させない)ようにしましょう。
体験できなければ覚えることも、まして癖になるようなこともありません。
ビターアップルなどの苦いスプレーをかけておき『コレを噛むと嫌な事が起きる』と学習させる方法もありますが、いずれの場合でも「噛んでもいいおもちゃ」「コング」などを用意して、“犬の噛む欲求”を満たしてあげることをお忘れなく。

また、『嫌な事を起こす』といった意味では、噛んだ瞬間大きな音をたててびっくりさせるなどの方法もありますが、これは人がやったとバレないよう“噛むと同時”“天罰のように”起こす必要があり、人がいないときには起きない(音が鳴らない)という状況を作ってしまいますので、効果は薄いと言えるでしょう。

 

噛む原因と解決策


まず最初に、例えば他のことでは“叱る”程度ですが、噛まれたときだけは咄嗟に手が出て“叩いて”しまうようなことはありませんか?人間の子供だったらそれでも理解できるでしょうが、残念ながら犬には『痛い』『怖い』『この人の手がイヤだ』という”ネガティブな印象”しか残りません。
家庭犬への体罰は百害あって一利なし!です。人の手を怖がったり、逆に恐怖から警戒噛みに転じる恐れがありますので、もしどんな軽度とはいえ体罰を用いて愛犬と接しているようでしたら、根本的な考え方を改めてもらう必要があります。(詳しくは「犬を叱ってはいけない理由」参照)

「ストレス」「退屈」「防衛または攻撃」「要求」「興奮」「執着」、噛む原因を考えたとき、主にこれだけのことが挙げられます。いずれにしても「本気で噛む」ようなら、専門家に相談するのが一番ですが、原因を考え、それを改善した環境に変えるだけでも、十分に効果はあります。

  • 運動不足による「ストレス」が原因であれば、散歩や遊びで出来るだけ発散させてあげましょう。
  • 「退屈」で手持ち無沙汰ならぬ歯持ち無沙汰なら、飽きがこないように色んなおもちゃやガムを与えましょう。
  • 恐がりなコが「近寄らないで!あっちいって!」と警戒(「防衛または攻撃」)して噛んでくるようなら、スキンシップはまだ早すぎるのかもしれません。まずは人や手に慣らすところから始めましょう。
  • 過去に体罰を受けた経験があるような犬は、手が近づいてきただけでも“叩かれる”と思って、反射的に噛んでしまうケースもあります。
    また、特定の場所だけ触ろうとすると噛むようなら、そこをケガや病気で患っている可能性もありますので、獣医さんに相談してみましょう。

    では、何かを「要求」したり、遊びの延長などで「興奮」して噛んでしまうコの場合はどうすれば良いのでしょうか。

    答えは簡単。噛まれたら“無視”することです。

    落ち着いた口調で「イタイ」と言って手をひっこめる、場合によっては部屋から出て行き、犬が落ち着くまでしばらく戻りません。遊んでいるときも同様、興奮して少しでも歯があたったら、「イタイ!」と言っておもちゃを取り上げ、遊びを中断してしまいます。無視されたり、楽しい遊びが終わってしまう(=タイムアウト※)ことは、犬にとってはとてもつらいことなので、これを繰り返すことで「噛んでも要求は通らない(逆に飼主さんがいなくなって寂しい)」「噛んだら楽しいことは終わっちゃう」ということを学ばせていきます。

    ※犬が遊びたくてもおもちゃを取り上げて遊びを中止してしまうことを「タイムアウト」、遊びの中で興奮し過ぎた犬からおやつなどで誘導しておもちゃを取り上げ、いったん落ち着かせることを「クールダウン」といいます。

 

「守る」→「噛む」を直すには

最後に「執着」です。普段は温厚でも、食事中はフード皿に手を伸ばすと噛みついてきたり、威嚇して近寄らせない犬がいます。動物は一般的に、「食べ物に対しての執着心」は特に強いため、人間側が“妥協”、つまり「食事中はむやみに手を出さない」とする方法もありますが、それが食べ物以外、おもちゃやお気に入りのモノでも触られると怒る犬がいます。これは「所有欲」という犬の本能による自然な行動ですが、「唸る」→「歯をむき出す」→「噛みつく」とエスカレートしていくため、例えば“拾い食いしたモノを取り上げる”などのいざというとき、この噛みグセがついていると大変やっかいで危険です。

「攻撃性を見せる犬の多くが、子犬の頃から強い所有欲を持っている」というデータもあり、できるだけ早い段階で矯正させたいところですが、人間が無理に奪い取り力で知らしめたところで、“自分の物を渡すまい”と抵抗する本能は消えません。それどころか、人間の手ですばやく奪われ、取り上げられっぱなしで返してもらえない、という状況を作ると、「スピードで負けたなら、次はもっと早く噛んでやろう」と手を見るだけで反応し、本来は大して執着すべきものじゃないものに対してまで“取られたくない”と条件反射で反応し、逆効果になる恐れもあります。

執着から噛んでしまう犬のトレーニングは、“自分の大切なものを渡したら、それよりもっといいモノがもらえる”ということを地道に教えていくのが一番です。おもちゃをくわえる犬に「OFF」「ちょうだい」などの覚えさせたい号令と共におやつを近づけ、おやつに釣られくわえているモノをはなしたら褒めておやつをあげます。「一度渡したらもうおもちゃは返ってこない・・」と思わせないよう、すぐにそのおもちゃをまた犬に与え、これを何度か繰り返し行います。

この『引き換えゲーム』ができるようになれば、おもちゃから次第にコングやフードの入ったお皿にステップアップしていき(この場合のおやつはそれらより魅力的なモノ)、“僕の好きなモノを取り上げる嫌な手”ではなく、“大切なモノを渡すともっといいものがもらえるラッキーな手”ということを覚えさせていきます。(落ちているモノへの執着は「拾い食い」の直し方 参照)

このトレーニングがうまくいけば、犬は取り上げられることを楽しみにするようにもなるでしょう。何を見つけ、咥えても、「OFF」や「ちょうだい」の号令で、すぐに離すようになります。ただし成犬の場合はパピーと違って時間がかかり、元々強い噛み癖があるようなら、危険も伴います。くれぐれも注意して、ぜひ根気良く続けていきましょう

 

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