本部スタッフの倉西です。
冬の終わりを感じさせる今日この頃、本日私は脱コートで出勤しました。
人が衣替えをするように、犬や猫にも換毛期が訪れ、この時期は冬毛がごっそり抜け落ちます。
全身毛むくじゃらで、抜けてもすぐに生え変わるペットと違って、人間の脱毛はなかなかセンシティブです。
ちなみに私の人生は、現在「第二章」ですが、コロナ感染前が「第一章」として、今回はそんな転換期の話です。
とても過酷なコロナ感染を経て、すっかり元気になった頃、それは突然訪れました。
チャプター1 発見
「なんじゃこりゃー!」
シャンプー後、自分の膝が真っ黒になっているのを見て、思わず悲鳴を上げます。
そこには、小さなブラックホールのようなものができていました。
チャプター2 観察
よく見ると、それは髪の毛でしたが、ここだけに集中して溜まる理由がわかりませんし、何より尋常じゃない量です。
ホラー映画のワンシーンのようで、お風呂なのに背筋が凍ります。
チャプター3 解明
私のシャンプー時の姿勢から、抜けた毛が腕を伝って肘の位置に集中していることが判明しました。
これに思い至るまで、私は自分が膝に肘をついてシャンプーしていることを知りませんでしたが、皆さんはどんな姿勢でシャンプーしていますか?
いやそんな投げ掛けより、この体勢ならあんな風に抜け毛が一ヶ所に留まるということに驚きです。
チャプター4 ショック
しかも、シャワーで洗い流した後にこの状態ですから、実際にはもっと大量の毛が抜け落ちたことになります。
たった一回の洗髪で排水溝は見たこともないほど真っ黒な状態になり、排水溝には溜まらず流れ落ちた毛があることも考えると・・・さらにゾッとします。
チャプター5 連日のショック
この日を境に、毎日大量の抜け毛に悩まされる日々。
加齢による抜け毛というよりは、病的なまでの脱毛で、寝起きの枕なんか目も当てられません。
ソファーや床も髪の毛だらけになり、掃除が大変になりました。
チャプター6 原因
この脱毛がコロナの後遺症であるといことに、すぐには気が付けませんでした。
なぜなら完治から2ヶ月も経っていたし、すっかり元気になっていたからです。
コロナで栄養もろくに摂れないダウン中ならまだしも、めちゃくちゃ絶好調のときに突然襲ってきた脱毛は、調べれば調べるほど「コロナの後遺症」に酷似していました。
チャプター7 決意宣言
抜け毛の掃除が面倒なのと、何よりショックを軽減させるため、私は坊主にしました。
そして会社の人たちにも、「これから一気に禿げるけど、驚かないでほしい」と宣言します。
動揺されたり、同情されたくないという思いと、「これは既定路線。わかった上でのことだよ」という自己保身のアピールのためでもあります。大人ですね。
我慢のひと月半~復活
脱毛も一気にきましたが、治るのもグラデーションではなく、ピタッと一気に治りました。
人体の不思議をまざまざと感じさせられましたが、ひと月半もの間私を苦しめた脱毛期が終わって、「換毛期」ならぬ「歓喜」の瞬間がようやく訪れます。
以上、ペットとは何の関係もない、私の脱毛記録でした^^;
このときの苦境を思えば、生え変わりのサイクルが約束されたペットの換毛期は、掃除こそ大変ですけど実に微笑ましい『衣替え』ですね。
これとは別に、もっと精神的にダメージを受けた「10円ハゲ」の体験記もありますので、それはまた別の機会に。
by 倉西