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犬がお腹を見せる行動は「服従」なのか?

先日、ヤフーニュースに、家庭犬しつけインストラクターの西川文二先生(ペットシッタースクールで講師も務める)の記事が掲載されましたので、ご紹介します。

 Yahoo!ニュース
犬がおなかを見せるのは「服従」って本当?(いぬのきもち WEB MAGAZINE) - Yahoo...
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200121-00013868-inumag-life
「うちの子、よく服従するのに、言うこと全然聞かないんです」これ、ときどき耳にする飼い主からの訴え。文章的に大きな矛盾が見られます。言うことを聞かないのは、服従していないということを示しているわけです - Yahoo!ニュース(いぬのきもち WEB MAGAZINE)

本記事では、「うちの犬、よくお腹を見せて服従ポーズをするのに、全然言うことを聞かないんです」という相談から、果たして「お腹を見せる」ことが、本当に服従を意味しているのか?という『犬のドミナンス・セオリー(優位性理論)』に疑問を呈するテーマとなっています。

ドミナンス・セオリーとは、犬が群れ(家族)の中で優位や劣位、支配や服従といった主従関係に基づいて起こす行動の考え方で、一昔前のトレーナーは皆この理論でしつけをしていました。

犬が散歩でぐいぐい引っ張る、気に入らないことがあると吠える、飼い主の指示を全然聞かないのは、自分の方が立場が上だ(または自分の順位を上げようと挑戦している)とする、アルファシンドロームとも呼ばれる考え方ですね。

しかし、記事の中で西川先生が述べているように、アメリカの獣医行動学会では「問題行動の要因となり問題を悪化させる可能性がある」とし、「犬と飼い主家族との関係にこのドミナンス・セオリーを当てはめるべきではない」と、10年ほど前に声明を発表しています。

もともとドミナンス・セオリーやアルファシンドロームという考え方は、何十年も前に行われたオオカミの群れの行動観察から生まれています。
観察のための撮影技術も現在のものには遠く及ばず、また対象も犬とは種別の違うオオカミです。
今では最新の科学や研究から、そして多くの優秀なトレーナーらが、これらの考えに否定的です。

西川先生は記事の最後に、「叱ったときにおなかを見せるので、それ以上叱るのをやめている」……であれば、おなかを飼い主に見せれば、叱られる状況がなくなる。このことを犬は過去の経験で学んでそれを習慣化しているだけです。
「飼い主の帰宅時、玄関でおなかを見せるので、いつもおなかをなでてあげている」……であれば、飼い主の帰宅時におなかを見せれば、おなかをなでてくれる。このことを過去の経験で学んでそれを習慣化しているのです。いずれも「相手の言うことを何でも聞く」こととは、なんら関係ありません。」
習慣化されている犬の行動は、結果的にいいことが起きているか、嫌なことがなくなっているかの、そのどちらか。その視点で今一度犬の行動を見てください。犬の行動の正しい意味が理解できるはずです
」と述べています。

犬の行動原理は、その結果「いいこと(快刺激)」が起きるかなくなるか、また「嫌なこと(嫌悪刺激)」が起きるかなくなるか、のオペラント条件づけに当てはめて考えると、分かりやすいでしょう。

『オペラント条件づけ』については、こちらもご参考ください。

なでてなでて、とおなかを見せるポーズはとても愛くるしいですが、決してそれは「あなたに服従しています」というメッセージではなく、単純に犬の感情表現や撫でられたいという欲求、また叱られたくないという回避の表れです。

奇しくも、前回の記事で描いた記事の四コマ漫画がここで活かされました^^

by 倉西

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