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3.11大地震~その時シッターは

3.11 あの大震災から11年が経ちました。
その瞬間のことは、いまだに大きなインパクトとして鮮明に覚えていますが、それでもやはり月日が経つと少しずつ日常の中に埋没していくようで、災害に対する危機管理意識もかなり薄れてしまっていることを実感します。

今回は、「東日本大震災」当日のシッターの様子をまとめてみました。
これは2011年4月号の『SOS通信』(※毎月発行のペットシッターSOSフランチャイズ加盟店用通信)から抜粋しています。

 

お世話中の犬にご飯を上げた後、スキンシップしているときに地震がありました。
すぐに停電になりましたが、それ以外に大きな被害はなく、大型犬で落ち着いた性格の犬だったため、パニクることなく無事にお世話ができました。(神奈川)

 

お世話に行く途中、歩いているときに地震がありました。
歩いているときに地震を感じたのは初めてでしたが、お世話宅に行くと猫の水がこぼれている程度でしたので、その時は大したこと無いと思っていました。後でテレビを見てとても驚きました。(埼玉)

 

お客様へ連絡したかったのですが、携帯が全く使えなかったので、公衆電話を使おうと外に出ました。
途中で近所で出口確保をしていた家から犬が飛び出してきましたが、たまたま知っているワンちゃんだったので、駆け寄ってきたところを捕まえてお戻しすることができました。(東京)

 

ちょうどお世話のお宅からお散歩に出ようとしたときに大きな揺れを感じましたが、さすがドーベルマンだけあって、まったく動じていませんでした。
私自身はかつてない地震の大きさにとても動揺しましたが、その日は幸いその後の件数が少なかったので助かりました。(神奈川)

 

自身の「犬のしつけ会場」を整備中。竹を伐っている最中だったので、グラグラ揺れても最初は自分の疲労感かな?と思いました。
その後けたたましいサイレンの音が響き、閉めたはずの施設のドアが開いていたりしたことで、よほど大きな地震だったことを知ります。
しかし、大津波警報も出ている中、海岸沿いに住むお客様から、いつもと同じように散歩のご依頼電話があったのは、びっくりしました。「それどころじゃないですよ、犬を連れて早く避難してください」と慌ててお伝えしました。(千葉)

 

午後のお世話まで時間があったので、友人とレストランで食事をしていました。
店内のお客さんが全員外に避難し、揺れている間は待機。その後店に戻り、開かなくなったキャッシャーの代わりに電卓で渋滞のレジでお会計。ああいう混乱の中でも、ちゃんと並んででもお会計しようとするのが日本人だなぁと実感しました。(神奈川)

 

1Fが犬、3Fが猫2匹のお客様のお宅の3Fで遭遇しました。
慌てて外に出ると、家がすごく揺れているのが見てとれました。2Fでは棚や冷蔵庫が全て倒れ、食器が割れてすごい惨状でした。
犬と猫1匹は無事でしたが、もう1匹の猫が出てこず、どれだけ探しても見つかりません。
飼い主さんに連絡したところ、「たぶん家のどこかに隠れているから大丈夫」とのことでしたが、しかし飼い主さんが帰ってきて探しても見つからず、その翌日ようやくベッドの下にいるところを発見したそうです。
そこは、とても入れるような隙間ではなく、しかも飼い主さんも一晩そのベッドで寝ているのに、泣き声ひとつ漏らさず、よほど怖かったものと思われます。(東京)

 

自分の家にいました。家がミシミシ鳴り出したので、慌てて猫たちをキャリーバックに詰め込み外に出ると、家がユラユラ揺れているのがはっきり分かりました。
自宅の目と鼻の先に海があり、すぐ避難勧告が出て停電も続きましたが、あの揺れの中、猫たちは平気で寝ていたのに驚きました。(神奈川)

 

お客様のお宅でお世話中に遭遇。最初は眩暈かと思い、もうこの仕事を続けられないかも・・と思いましたが、すぐに地震だと分かりました。
その日は、午後に4件ほどお世話があり、信号が止まるなどの交通渋滞でだいぶ遅れましたが、何とかすべて無事に終了し、お客様宅のペットもみんな無事でした。(神奈川)

 

地震発生後のお世話は、お客様のお宅によっても状況は様々でした。
比較的新しい建物は、ほとんど被害がなかったのに対し、古いお宅は色々ひっくり返っていたりして、大変な状況でした。
いつもは出てきてくれる猫も隠れて出てこなかったり、普段フレンドリーな犬がずっと尻尾を下げたままだったり、ペットの感じ方もそれぞれでした。(東京)

 

以上。これらはほんの一例ですが、当日は被害がどこまで大きくなるかも分からず、回線がつながりにくい大変な状況ではあったものの、当時被害の大きかったエリアにSOSのお店がなかったこともあり、幸いお世話ペット自身への被害は最小限で済みました。

ペットシッターのお世話は、このような大災害を想定しておらず、万が一遭遇してしまった際には、シッターにできることは限られています。

それでも、飼主さんに代わって近くの避難所に連れていく、飼主さんがすぐに帰ってこれない状況の時は緊急連絡先の方と連絡を取り合い対応するなど、可能な限りお世話ペットの安全確保に努めてまいります。

ペットの飼主さんとしても、日ごろから万一の際の準備やペット可の避難所をリストアップしておくなど、お留守番中の災害に備えておくことをお勧めします。

具体的な備え、準備やいざというときの対応等につきましては、また改めてブログで情報をシェアしたいと思います。

以上。本日のブログでは、3.11大震災当日のペットシッターの様子をご紹介させていただきました。
コロナに戦争など、何かと不安で騒がしい世の中ですが、天災は何の前触れもなく訪れますので、ぜひ出来ることは備えておきたいですね。

by 倉西

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